橋梁補修
橋梁補修工事とは、老朽化や自然災害などによって破損、劣化した橋を補修する工事です。 劣化部分が改善されれば、橋全体の延命にもつながるため、社会的にも非常に重要性の高い仕事といえます。人々が安心して通行するために橋の長寿化(補修)のために、主に橋の伸縮装置補修・橋梁用高欄設置、橋台等のコンクリート構造物の断面修復等の施工を行っています。数ある橋梁補修工事の内から、当社で主に受注させていただいている補修工事のご紹介をさせていただきます。
高欄補修工事の流れ
伸縮装置とは?
橋台と橋桁、又は、橋桁と橋桁との隙間(遊間)に設置されるものです。 橋梁を設計する際、橋桁が温度変化などによって伸び縮みをするため、橋桁と橋台と、また橋桁と橋桁とがぶつかり合わないように、遊間(隙間)を設けます。 この遊間を覆い、車や歩行者の走行を確保するために橋梁用伸縮装置が必要となります。
伸縮装置は構造的に、床版遊間部で輪荷重を支持できる荷重支持型、支持しない突合せ型、 特殊合材を用いて目地が露出しない埋設型の3種類に分類されます。
橋梁用高欄設置
橋梁用高欄とは?
橋梁に設置する車両防護柵の総称であり、走行中に進行方向を誤った車両が 橋梁外、対向車線または歩道等に逸脱するのを防ぐとともに、乗員の傷害および 車両の破損を最小限にとどめて、車両を正常な進行方向に復元させることを目的としています。
地覆補修
地覆とは?
地覆とは橋の高欄の基礎であり、道路に接して取り付けられる横材のことを指します。 通常道路では雨水の排水を行うために側溝が設置され、水が路面に溢れる事態を防ぎます。
断面修復
断面修復とは?
断面修復工法とは コンクリートの劣化部分をハツリ除去し、断面修復材にてコンクリート断面を復元する工法です。 断面修復工法の実施にあたっては、設計図書に示された補修箇所だけでなく、施工前調査を行い、外観調査および打音調査などからコンクリートのはく離・はく落部や浮き部を確認して施工します。
床版補修
床版補修とは?
床版(しょうばん)とは、橋の上を通る車両の重みを橋桁(はしげた)や橋脚(きょうきゃく)に伝えるための床板(ゆかいた)の事です。損傷した鉄筋コンクリート床版をより強くするために厚さを増すなどの補修を行います。
支承補修
支承補修とは?
経年劣化や地震等の外力により機能が低下した支承や性能が確保されていない支承に対して行う工法です。 上部構造をジャッキアップして、劣化・損傷が生じた支承を撤去・新しい支承に取り替える工事です。
ひび割れ補修【低圧注入工法】
ひび割れ補修(低圧注入工法)とは?
コンクリート構造物の劣化によりひび割れした部分に対して,シール材を塗布後,圧縮空気,ゴムやバネの復元力などを利用して加圧できる専用器具を用い,補修材料を注入する工法。